ジャズギターにどんなアンプが良いのか、ロックなんかをやるのと違うのか?
分かりませんよね。
この疑問・・・
今まで何十台とアンプを売っては買ってしてきた、ジャズギタリストの私が答えます!
に分けて説明していきます!
アンプ以外にもジャズを始めたくてギターを選びたい方はこちら!
ギターアクセサリーのオススメについて知りたい方はこちらの記事を参照下さい!
真空管アンプとトランジスタアンプ
まずギターアンプには大きく分けて真空管アンプと、トランジスタアンプがあります。
真空管アンプの特徴
真空管アンプの特徴は
- 立体的なクリーントーン
- 倍音豊かな歪んだトーン
- ダイナミクス(音量の大小)が大きい
- 音量が出せるものは大きくて重い
と言う特徴があります。
つまり
と言う事ですね。
トランジスタアンプの特徴
- 平坦なクリーントーン
- 倍音が余り無い歪んだ音
- ダイナミクス(音の大小)が小さい
- 小さくても大音量が出せる
と言う特徴です。
つまり
と言う事です。
ジャズの場合のトランジスタアンプ
ロック等ではトランジスタアンプは消極的な理由で選ばれる事が殆どですが
ジャズの場合は少し違います。
ジャズの場合トランジスタアンプの特徴が良い具合に作用する事が多く、魅力的なトランジスタアンプのモデルが多く作られました。
またジャズの名盤で聴ける多くのジャズトーンもトランジスタアンプを使った物だったりします(Wes Montgomeryはトランジスタアンプユーザーでした)
と言う事でトランジスタアンプも積極的に選択肢に入れて大丈夫です!
ライブで使いたいか、自宅用か
アンプを購入する際にはまずこれを決める必要があります!
ライブで使う事を見越してアンプを買う場合
ドラムがいてジャズ的な余裕のあるクリーントーンが出るとなるとある程度の出力が必要です。
相当気合が無ければ
バンドで使う場合の真空管アンプを持って行く場合車で行く事になりますので
になります。
真空管アンプを電車移動で運ぶのは若手のジャズギタリストが良くやってるのを見ますが結構大変ですよ!
自宅練習用にアンプを買う場合
場所の問題さえ無視すれば、ギターアンプの場合大は小を兼ねます。
大きくて良い音のアンプは基本的に小さくても良い音ですので、好きなアンプを選んで下さい。
今はトランジスタ、真空管ともに小出力で良いサウンドや操作性、大きさの魅力的なモデルが多いですよ!
ジャズギター アンプの厳選8選
ではここから自分が本当にオススメ出来るアンプを紹介します!
Fender Blues Jr
フェンダーの小型真空管アンプです。
かなり良いサウンドで、タッチやニュアンスも良く出るのでこのクラスのアンプで練習すると上手くなるので是非オススメしたいですね。
家で弾くとかなり大きい音で、ドラムいるバンドでも弾けるんじゃないかと思いますが
やっぱりバンドで弾くとなるともう一段階上の音圧と音量が必要なので自宅用ですね。
Fender Princeton Reverb
フェンダーの昔からあるモデルの真空管アンプです。
ブルースJrよりも、古典的な回路や設計でトラディショナルなモデルですね。
王道のフェンダーの真空管アンプのサウンドで、タッチも良く出て弾いていて気持ちが良いです。家で弾くなら最強クラスのアンプですね。
こちらもバンド使用となると筐体の割にはヘッドルームが小さいので少し厳しいですね。
Fender Deluxe Reverb
フェンダーの一番人気のあるモデルです。
サウンド、ニュアンスは申し分なく、ヘッドルームの大きさがちょうど良いのでロック用としてはアンプのナチュラルオーバードライブが使えます(かなり音大きいです)
ジャズ用でもロック用でもバンドで使用出来る音量です。
リセールバリューも高いですし、ギターを弾く人全てにオススメ出来るアンプですね。
とにかく真空管ギターアンプを買うなら選んで間違いない機種と言えます!
DV Mark Jazz 12
ジャズ用のトランジスタアンプです。
ジャズ用のトランジスタアンプと言えばPolytoneと言う機種が有名でしたが、最近はこちらの方が人気。
音はかなりジャズ用に調整されていて、どんなギターでもウォームでミドルが良く出たトーンになります。
ローは結構抑えられていてバンドで使っても邪魔にならない量になります。
大きさもちょうど良く、とても軽い
万人に勧められるジャズギターアンプです。
DV Mark Little Jazz
DV Mark Jazz 12の小さいバージョンです。
ヘッドアンプ部分は同じなのですが筐体の大きさとスピーカーの口径が違います(こちらは8インチ)
家で弾くだけなら余り差を感じないと思いますが
バンドで弾く場合は大音量を出すと多少はスピーカーの口径の小ささが響いてきて若干扱いにくい音になりますね。
ギリギリ行ける位ですがちょっと無理してる感じ。
それでもかなり小さくて持ち運びにはかなり便利ですね。
Henriksen The Bud SIX
アメリカのメーカーが作っているジャズギターアンプです。
私が今電車移動の時に使っているアンプがこれになります!
音はウォームでEQも5Band付いていまして、良く効くEQです。
まず筐体の小ささと音量の大きさが凄いです。
音量の大きさと音圧に関しては、大型の真空管アンプと遜色ないレベルになっています。
底面に空いたバスレフポートが効いているのか、小型アンプっぽいレンジの狭さもありません。
持ち運べる重さ、大きさでは最強アンプと言って間違いないです。
このアンプに関してはこちらで詳しく語っています!
Henriksen The Blu SIX
上記に紹介したBudの1chバージョンがBluになります。
ギター一本しか使わない場合はこちらでも良いですね。
音色は違うと言う人もいましたが、微々たる差で一緒と思って良いと思います。
ギター2本挿すとか、ギターとマイクを挿すとかって言う用途を考えなければこちらですね。
Yamaha THR10II
自宅アンプの万能機種がこちらですね。
音色はウォームで充分ジャズトーンが出ます、音量も自宅にちょうど良い音量です。
凄いのは多機能でありながらも、音質もしっかりしている所で
Bluetoothが付いているので、iphoneでオケを流してアドリブの練習みたいな事が可能です。
PCからオケを流す環境なんかが無かったり、ライブで使うとかは置いといて
とりあえず最初の1台買って練習したいと言う方に最適ですね。
まとめ
まとめると
真空管アンプでライブ用途も視野に入れて選ぶなら
- Fender Deluxe Reverb
真空管アンプで自宅練習用なら
- Fender Blues Jr
- Fender Prinston Reverb
トランジスタアンプでライブも視野に入れて選ぶなら
- DV Mark Jazz12
- Henriksen The Bud SIX
- Henriksen The Blu SIX
トランジスタアンプで自宅練習用なら
- DV Mark Little Jazz
- YAMAHA THR10II
と言う事ですね。
是非参考にしてください!