持ち運び最強アンプ!Henriksen Bud , Bluを語る

  • 2022年4月28日
  • Gear

今まで数限りなく電車移動でも持ち運べる小型アンプを購入してきたのですが、

小型アンプでとにかく感心した

 

現役最強持ち運びアンプのHenriksen BudとBlu

 

を語ってみたいと思います。

 

他にもジャズギターに向いたアンプを選びたい方はこちらの記事がオススメ!

 

ジャズギタリストがオススメする、ジャズギターアンプ厳選8

 

 

売っては買いを繰り返してきた小型アンプの歴史

 

ジャズギタリストで活動していると、電車移動でアンプを持っていくと言うシチュエーションがかなり発生するので今までに沢山のアンプを購入して来ました。

まずはそれらを振り返ってみたいと思います。

 

Polytone Mega Brute

 

20年ちょい前位にライブ活動を始めましたが、その時主流だったアンプです。

当時の電車移動ジャズマンは、これかもう一つ大きいPolytone Blute2をキャリーカートで運ぶのが定番でした。

自分は両方持っていましたが、使い分けはドラム入るならBlute2、いないならMega Bluteみたいな感じでした。

Mega Bluteで10kg、Blute2で15kg位だったと記憶しています。

 

AER Bingo

 

これも20年ちょい前に出ました。ケースが付いていて肩にかけて運べるのがかなり画期的でしたね。

サウンドはフルアコならまだジャズトーン系の音になるので良いですが、ソリッドやセミアコはキツかった記憶があります。

その代わりピエゾピックアップのアコギなんかは得意ですね。

ちなみに高田馬場のIntroのアンプは20数年経っても未だにこれですね。

よっぽど壊れないって事なんだろうか・・・

8kg程度だったと思います。

 

ZT Amp Lunch Box

 

これが出たのは10年位前でしょうか

とにかく小さく、そして軽いのに大出力でかつ音圧もあるアンプです。

重量も4kg程度で大きさも本当に小さいので

「アンプそれですか?」「信じられない!」

と良く言われました。

発売当初はインパクトありましたね。

私はNYに行ってた期間はこのアンプを使用してました。

当時のNYでは使ってる人も多くてSteve Cardenasのライブ見に行ったら使ってたりしましたね。

 

DVmark Little Jazz

 

赤坂ジャズギターコンテストに出た際に準優勝の商品として頂いた思い出深いアンプです。

基本的にはPolytone系のコンプが強くかかっていて、中域が出ていてウォームなサウンドです。

Polytoneより癖が強くなくて、軽いので、その辺りは汎用性が高い音だと思います。

特にソリッドのフロントハムみたいなギターに合う感じがありまして、フルアコよりもソリッドにオススメですね。

個人的にDV Mark Jazzが出てPolytoneってのは役目を終えた感がありますねぇ・・・

実際PolytoneユーザーがそのままDV Markに移った感じがありますね。

 

小型アンプに共通して言える問題

 

これらの持ち運び出来る小型アンプに共通して起こる問題があります

それは

 

ドラムがいるバンドで使うと音量的にギリギリになり音圧も音色も扱いづらくなる

 

と言う事です。

これにより

 

ジャズ的なクリーンで必要なヘッドルームの余裕感が無くなり非常にピーキーな感じに

 

なってしまいます。

小さいアンプを使う欠点はここに尽きて

 

とりあえず音量があるのと、実際の演奏で演奏しやすい音で音量があるのは違う

 

と言う事ですねー。

それが故に

 

ドラムが入るライブでは大きいアンプを持っていかなければならない・・・

 

と言う事ですね。

 

Henriksen Bud , Bluの何が凄いのか

 

そしてHenriksen Bud, Bluですが何が凄いのか見ていきましょう。

 

軽くて小さいのにパワーが凄い

 

とりあえずパワー凄くあります。

そしてパワーだけではなく音圧もあります。

それなのに重量5.9kgです。

見ないで弾いていたらフェンダーツインリバーブ位の音量感と音圧があるアンプだと思います。

 

軽くて小さいのにレンジが広い

 

これは非常に好きな所です。

小型アンプと言うのはどうしてもローが伸びないので腰高なサウンドになってしまいます。

理由としてはスピーカーの径が小さい事で普通のギターアンプのスピーカー径は12inchなのに対して小型アンプは8インチ以下が主です。

それが小型アンプ特有の弱点のひとつなんですが、

このレンジの狭さやローの伸びなさを全く感じさせません。

底面にバスレフポートが付いているスピーカーレイアウトのせいかもしれませんね。

 

 

ヘッドだけで弾いた事がありませんが、この底面に空いてるバスレフポートはかなり影響ありそうな気がします。

 

ドラムと一緒に演奏してもパワーやレンジ不足を感じない

 

  • 音量ある
  • 音圧ある
  • ローの伸びある
  • レンジ広い

 

と小型アンプのデメリットが一切ないので、その点で不満を感じる事がありません。

もう一度言いますが

見ないで弾いていたらフェンダーツインリバーブ位のアンプだと錯覚する

と言う位です。

 

5band EQの効きが素晴らしい

 

High Mid Low Mid PresenceとEQがしっかりしたポイントに入り過不足ありません。

ちゃんと周波数書いてあってBossのグラフィックイコライザー状態ですね。

特にMiddleがLow Mid , High Midに分かれているのとPresenceがあるのが非常に使いやすいですね。

 

 

可搬性に優れている

 

ショルダーバックついてます!

肩で背負ってライブに言ってもそんな負担では無い。

キャリーだと駅とかでいろいろ面倒なので、自分は肩で背負って移動です。

 

XLR端子も刺さるのでVocal、その他諸々も出力可能

 

そもそもギターアンプ持ち込みのお店というのは音響設備が無いお店が多いです。

ヴォーカルとデュオなんかで、ヴォーカル持参のヴォーカルアンプなら大抵はこちらが性能が上になります。

ヴォーカルのマイク端子を受け取って刺せば・・・

もう完璧ですね。

「ヴォーカルアンプまで持って来てくれるギターさん凄い・・・」

とか言われて仕事増えるかも知れません。

しかもファンタム電源まであるのでコンデンサーマイクもOKです。

どんだけ有能なんだよ・・・と言う感じです。

 

Reverbが結構音が良い

 

リバーブついてます。

持っていかなくて大丈夫です。

そして音も結構良いです。

 

ジャズギタリストやアコースティック楽器全般にオススメ

 

そんな訳でジャズギタリストには超絶にオススメ。

アコギもガットもいけるのでアコースティック楽器全般に行けます。

2ch入るのでデュオもいけるし、相方が歌でもなんでも行けちゃう。

肝心なのは間に合わせでいけると言う意味ではなくて

あえてこれを選ぶ位

 

音量、音圧、音質、可搬性でメリットがある

 

と言う事ですね。

 

実際に聞いてみよう

 

こちらのスタジオセッションで使ってるアンプはHenriksen Budです。

 

 

音を聞いてるだけだと小型アンプだとかはまったく感じさせないですね。

 

BudとBluでどちらが買いか?

 

Henriksen BudとBluの違いとは

 

1chか2chかの違い

 

になります。

 

私はHenriksen Budを持っていて、Bluも弾いた事があります。

 

私は音は殆ど変わらないと思いました。

 

ですので

 

2ch欲しい人はBud、1chで良い人はBlu

 

で良いかと思います。

2ch欲しい人と言うのは

 

  • ギター二本持ち込んで別のアンプのセッティングにしたい人(特にエレキとアコギとか)
  • デュオのライブにアンプ一台でどうにかしたいと思ってる人
  • そんな状況があるかも知れないから、一応2ch買っておくかと言う人

 

この辺りですかね。

 

まとめ

 

長年夢見ていた小型アンプの決定版だと思います!

 

 

Henriksen The Blu SIX
Henriksen Amplifiers

 

 

是非参考にして下さい!

 

 

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