ジャズを弾こうと思うと最初に感じる
そんな方の
と言う疑問
今回はこれをジャズギタリストが忖度無しで全力で答えます!
ギター以外にもジャズギターに使えるアンプのオススメはこちら!
ギターアクセサリーのオススメについて知りたい方はこちらの記事を参照下さい!
まずはセミアコかフルアコか決める
まずはセミアコースティックギター
- 中身は半空洞
- ホロウ感のあるウォームな音も出るがキレのある音も出ると言う良いとこ取り
- 一本でオールラウンド
- 歪ませても良い感じ
と言うギターか
フルアコースティックギター
- 中身は空洞
- ホロウ感のあるウォーム な音専門
- ジャズ専用機
- 歪みは基本無くてクリーンのみ
と言う大まかな種類を絞る必要があります。
基本的には欲しい方で良いと思いますが、一言で言うと
です。
フルアコのジャズ専用機のメリットもわりとありまして、ジャズって言う事に限れば圧倒的に表現はしやすいし、誰が聴いてもジャズって言う音が簡単に作れます。
つまり初心者ほどジャズって言う音楽のフィーリングを掴みやすいって事が言えます。
セミアコも良くてFunkやR&BとかFusionでは定番のギターですし、その辺好きだったらセミアコでも良いかもしれませんね。
セミアコなら何が良いか?
さてセミアコなら何が良いでしょうか。
私がこれなら・・・!
と思うオススメを何機種か紹介したいと思います
Gibson ES-335
一番のオススメはやっぱりこのモデルになります。
セミアコでいわゆるみんなが想像するジャズ感あるトーンって言うとGibson ES-335以外は基本的には無いです。
例えばES-335を使っている代表的なギタリストを挙げてみると・・・
- Larry Carlton
- Lee Ritnenour
- Eric Clapton
- Eric Johnson
- Al Mackay(Earth wind&fire)
- BB King
- Alvin Lee
- John Scofieldの初期
- Mike Morenoの初期
- Kurt Rosenwinkelの一時期
とかですね。
これはつまり
貴方が想像してるセミアコの音ってGibson ES-335の音
って言っても過言では無いです。
Gibsonってのは音楽史を作ってきたギターそのものなので、Gibsonの音がみんながレコードやCDで聴いてきたあの音になる場合が多く
その辺の音作りのしやすさでもオススメできますね。
特にセミアコの場合Gibson ES-335以外を使ってる有名プレイヤーもほぼ居ないので、セミアコって言えばES-335と言う感じになっています。
セミアコでジャズをやる場合特にウォームで暖かい音色って言うのを志向すると思いますので、そう言う意味でもES-335が鉄板です。
ES-335の現行機種に関してはこちらで詳しく書いてあります。
Archtop Tribute AT135
渋谷にある楽器店のウォーキンが出しているギターです。
完全に国内生産で愛知県にある寺田楽器と言う所で生産されています。
この工場のクオリティは凄まじくて、色んな会社のOEMを請け負ってギターを出しています。
このモデルについては
- ギターの造り
- 材質
- 音色
- サウンドの傾向
- 値段
が高いレベルでまとまっており、十分オススメできます。
サウンドはギブソンに比べると若干タイトでソリッド気味になっていると思いますが、それも低音の締まりとかに繋がっていて使い易い音にまとめているのがさすがですね。
アーチトップトリビュートに関してはこちらの記事で詳しく書いています
Seventy Seven Exrubato
更に低価格帯にもオススメがあります。
Seventy Sevenのギターです。
正直この値段でこのクオリティは凄いなと思いました。
こちらは長野にあるHeadwayやDeviserを作っている工場で作られています。
流石に全て日本生産では無いようですが、品質管理はしっかりしていると思いました。
セミアコやフルアコはギブソンに比べると低価格帯になるにつれウォームでふくよかな音色とは離れていって、ソリッドな音になっていく傾向があるのですが、この楽器はちゃんとセミアコの音色です。
オススメ出来るモデルです!
ハムバッカーのモデルはこちら
カッコいいですね!
P-90モデルもありますね。
これもカッコいい!良い音しそうな見た目してますね。
この二つのモデルが10万ちょいと言うのはかなりお買い得ですね!
フルアコなら何が良いか?
さてフルアコなら何が良いでしょうか。
現在の選択肢だと私のオススメは
Archtop Tribute
Archtop Tributeがオススメです。
アーチトップトリビュートは渋谷にあるフルアコ専門店のWalkinと言う店のオリジナルブランドですが
- ギターの造り
- 材質
- 音色
- サウンドの傾向
- 値段
が非常に高いレベルにまとめながらもとにかくコストカットしました!
と言うギターで初心者にはオススメです。
これまでの安いフルアコにありがちだった
- 荒い造り
- 安そうな材質
- ペラペラな音
- アンプ通すとブーミー
みたいな部分が無く、非常に使えるギターになっています。
しいて言えばセッションとか持っていくと被っちゃうのが嫌だ、とかその位でしょうか。
私はギター教室をやっていますが、一番みんなが買うギターがこれになります!
アーチトップトリビュートに関してはこちらの記事で詳しく書いています
現行品のGibsonってどうですか?
これたまに聞かれますが、正直良く無いので余りオススメ出来る感じではありません。
実際は良く無い訳じゃ無いんですが、質の割りに値段が高すぎてコスパが悪すぎな印象ですね。
フルアコに関してはGibson買うならVintageかCustom Shopです。
正確に言うと悪く無いけど、新品だと非常に高いのでコスパが物凄く悪いと言う感じです。
なので安くて使えるGibsonのフルアコは無いと思って良いと思います。
もうちょっと予算あると言う場合
セミアコもフルアコも紹介した10万円から20万円台の価格帯より
もう少し上の価格帯ですと、これが良い!ってオススメ出来る物は正直無いんですよね・・・
ですので、この辺買うならもう一個上の価格帯、新品だと50万円位のゾーンがオススメになりますね。
Sadowsky SS-15
予算はもう少し必要ですが、Sadowsky SS-15はかなり良いです。
こちらもアメリカのメーカーのSadowskyの寺田楽器にOEMで作られているギターですが
かなり確りしたプロダクトだと思います。
新品で買うとコスパ的にもう一声欲しい感じですので中古がオススメですね。
Sadowskyのセミアコ、フルアコはプロでも使用者が多く、これをずっと使ってる方も多くいます。
クオリティ的には申し分ないですね。
私も持ってました。良いギターですよ。
Gibson ES-275
こちらもオススメです。とても良いギターです。
Gibson Custom Shopですね。
値段的にはSadowskyと同等ですが、これも中古で買えれば・・・ですかねえ。
と言うのもGibsonのMemphisの工場で作られていたんですが、今はMemphis工場が閉鎖してしまったので現状は中古しか無い状態です。
先ほど紹介したSadowsky SS-15もそうですが、ダウンサイズしたフルアコと言うのは今の時代にマッチしていますね。
Westville Solar
こちらもオススメです。
コスパの鬼
みたいなギターです。
Archtop Tributeの上位機種みたいな扱いになります。
これが50万以下で買えるのは恐らく日本だけですので、こちらもオススメですね。
Westville Corona
Westville SolarのフローティングPUバージョンと言う立ち位置のギターですね。
フローティングPUは通常であれば非常に扱いの難しいギターですが
こちらはその難しさもある程度は改善してあります。
新品や中古ギターの探し方
新品でギターが置いてあるお店を調べたい
中古でギターを探したい
そんな時はこのサイトをチェックします
この二つのサイトで該当モデルを探せばOKですね。
中古でギターの探し方は
この二つのサイトで自分の検索条件を登録するだけでOKです。
- Sadowsky SS-15 中古
- Gibson ES-275 中古
とかで条件を登録しておいて後は出品されたらメールが届きます。こうして虎視淡々と待つ訳ですね。
最終的には
それ以上だと一生に一本級ですね。なんでも選べますが周りのプロとかギター歴の長いアマチュアの方は
- Vintage Gibson
- 国内、海外の手工品
のどれかに落ち着く場合が多いと思います。
望んでもこれ以上のものが無いと言う事で物欲も昇華されます。
この辺を買えば一生に一本ですね!
とは言え一個前のギターでも一生使うには充分ですね!プロもいっぱい使ってるしね!
良い買い物してください!