フレット打ち替えってなんなの?・・・良いリフレットとは

  • 2021年9月16日
  • Gear

生徒さんがギターをリフレットしていました。とても素晴らしい仕上がり。

 

 

リフレットに関しては、見るべきポイントが何点かあります。
何年も教えたりしていると、いろんな人がリペア持って行ったりして、その都度仕上がりを見たりできますので、色々なリペアマンの仕事を見ましたが下手なリペアマンは意外と多いと思います。

リフレットに関して言えば、

  • 端の処理
  • 山の処理

の二点を重点的に見て見ましょう。
まず端の処理に関してですが、これが斜めにカットしてあると弦の押さえる事が出来る面積が減ります。

 

 

どうせ弦落ちしないんだから斜めでも良いじゃんと思いますが、この弦が乗るフレットの面積が広いと物凄く押弦が安定します。なるべく縦に近い角度でカットして、エッジだけ綺麗に丸めてくれれば良いって言うのが理想ですね。

 

 

次に山の処理ですが、リフレットしたばかりなのに結構擦り合わせした状態のギターってのを何本か見た事があります。これはネックの反りを上手く調整出来なかったり、指板調整が甘かったり、フレット打つのが下手だったりして、フレット打った段階でガタガタなので擦り合わせしないと平面が出せなかった結果です。擦り合わせ量が多いと頂点の山を多めに落とす為フレットが一旦台形になって、そっから山を作るので、擦り合わせ量が少ない場合とフレットの形状が大分変わりますね。こうゆうのは下手だと思います。ジムダンで言うと6105とか打ってるのに、なんか低く無いかなあ?みたいなのありますね。

ネックの状態を完璧に把握出来ていて、指板調整が完璧で、フレットを均一に打てば、最小の擦り合わせ量で平面が出ますよね。これが理想的ですね。

 

 

リフレットに関しては上記2点をチェックしています。

リペアを出す際には出来れば実際にその人がやったリフレットを見るのが一番確実です。じゃなかったら、信頼できる人の紹介とかですかね。人のギター見たときに、めっちゃ綺麗にフレット打ってあったら何処で打ったか聞いてみるとかも良いですね。

工賃に関しては本当にピンキリですが、個人的には店舗と言うか工房があるのは必須ですね。生徒さんの数人から聞いた事ありますが、ネットで注文して最寄りの駅でギターを受け渡して作業してもらうとかあるらしいです(笑)そうゆう所はちょっとリスキーかもしれないですね。

ちなみに私がいつも預けてるのが

http://infinityproducts.co.jp/

この町田にあるインフィニティと言うお店ですね。近いからマメに行けるってのも大きいですが、プロのギターテクの経験もあったり、凄く上手いです。セッティングにクソ細かい(笑)私の様な人が預けてもちゃんと期待に答える精度が出てくる所ですね。

 

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