ジャズは基本的にメモリー(譜面を見ずに)で演奏する音楽です。と言う事でどんどんジャズスタンダードを覚えていきましょう!
で・・・何から覚えれば良いのですか?
基本的に好きな曲を覚えて行ったら良いと思いますが、僕が曲を余り覚えてないと言う問題に本格的に直面したのはNYに行った時で、NYでは基本的にその曲を覚えていなければ演奏に参加する事が出来ないと言う事があったからでした。曲を覚えて無い為に参加出来なくて悔しい思いをしたりってのが何度かあったり、自分が知らなそうな曲をあえてコールされたりとかがあって凄く曲を覚える原動力になりました。
NYでは基本的に日本のジャズミュージシャンよりメモリーの曲数は圧倒的に多いと感じましたし、それを覚えてんの?と言う端っこの方のスタンダードでもみんな普通にやっていて驚きました。基本的には歌物の定番は抑えてるのはみんなそうだと思いますがNYと言う事に関して言うとミュージシャンズスタンダードの比率が高いのでモンク、コルトレーン、ショーター辺りの曲はマイナーな奴でも覚えてると言う事が多かったです。
この覚えてなかったら演奏に参加出来ないと言う世界観の中でずっと生きてると凄く覚えるようになるんだろうなと。
と言う事でNYに行った事を切っ掛けに凄い覚える様になったんですけど、取り敢えず歌もののスタンダードで何から覚えりゃ良いんですか?って事がありますよね。
それを紹介します。
Must Know Standardsと言う存在
アメリカにはジャズ学習者に向けたMust Know Standardみたいなリストが沢山存在します。例えば・・・
- 100 “Must Know” Jazz Tunes
- 50 Jazz Standards You Need To Know
- 100 Must Know Jazz Tunes Consensus List
- top 1000 jazz standards
- list of jazz repertoire on Pete Thomas’ website, tamingthesaxophone.com
この様に沢山あります。リストを眺めて思うのはそれ日本ではやらんなあ・・・とか結構あります。この辺の偏りは国柄の違いでありますね。
決定版のMust Knowがこれだ!
それはそうとしてなんのリストが良いんだよ?と言う事ですが、これらの何個かあるリストの平均を取りました。と言うリストがこれです
これですね。これは非常に納得度の高いリストなので有用だと思います。凄く上手くまとまっていて取り敢えずこれは定番なので抑えて置いて欲しいと言う様なリストです。
どのリストでも上位にあるOh, Lady Be Good!とかSweet Georgia Brownとか日本ではほぼコールされないと思うので、なにそれ?だと思いますが、これらはアメリカでは定番でOh, Lady Be Good!にはパーカーのDewey Squareって言う替え歌が存在したり、Sweet Georgia BrownはマイルスのDigとかモンクのBright Mississippiの元ネタです。と言う訳でアメリカのど定番曲、日本ではやらないと言う奴に当たります。こうゆう文化の違い的なのも面白いなぁと思いますが、基本的にジャズはアメリカの文化ですから、やらないでしょ!とか言わずに余裕あったら覚えても良いですよね。
と言う事で次何覚えたら良いのかなあと思ったら参考にしてみてください!