Archtop Tributeが初めて出たのは多分10年位前かと記憶しているのですが、かなり価格破壊のギターです。
こちらを紹介してみたいと思います!
どんなギター?
Archtop Tributeは渋谷にある楽器店のウォーキンのオリジナルブランドのギターです。
Sadowskyの箱物ラインやWestvilleと同様に寺田楽器で作られています。
主なラインナップとしては
- ES-175タイプのフルアコ
- ES-350タイプのフルアコ
- ES-335タイプのセミアコ
- ES-330タイプのシンライン
の4機種があります。
それまでの低価格フルアコのオススメは?
このギターが出る前の状況と言うのから説明すると
と言う問いには
それまでの低価格フルアコには同様のウィークポイントがあった
- ローが出過ぎてブーミー
- ハイが出過ぎてカラカラな音
- 各弦のバランスが生鳴りの時点でバラバラ
- 1弦がチンチンで細い
- ハウリングに弱い
- 弦高下げたらペチペチな音になる
一番凄いと思うポイント
安いのにライブで使って過不足なく全然使えるギターな訳ですね。
上に挙げた安いフルアコの
- ローが出過ぎてブーミー
- ハイが出過ぎてカラカラな音
- 各弦のバランスが生鳴りの時点でバラバラ
- 1弦がチンチンで細い
- ハウリングに弱い
- 弦高下げたらペチペチな音になる
と言う分かり易いウィークポイントが一つ一つクリアされています。
それぞれ挙げてみると
- 各弦のバランスが良い
- 低音が出過ぎて無い
- トーンを絞ってもウォームで締まった音になる
- 1弦の音だけ細いと言う事が無い
- ハウリングし易いって言う事はない
- 弦高下げても特定の音域が弱くなったりしない
と言う感じで非常に使えるギターです。
とにかくコスパが良い
という事で、登場から10年経ってこのギターが当たり前になってしまったのでありがたみが薄れましたが
このギターが10万そこそこなのは改めて凄い
と思います。
実用性が高い
ライブで使用して弱点になる部分と言うのが存在しません。
これは現場の使用感とかを拾って行った結果かなと思います。
使いやすいです。
取り敢えずジャズを練習したい方にはオススメ
取り敢えずジャズギターやりたくてフルアコが何か一本欲しい方にはオススメ出来ます。
それまでの低価格フルアコに比べたら雲泥の差と言う位良く出来たギターですね。
難点としてはみんな買うので凄い被ってしまうって点ですね。
私のギター教室でも過去に10本以上は見てますね。20本近いかもしれません。
購入したらグレードアップしても良いポイント
これは
ブリッジを鉄ブリッジに換装する
と言う事ですね。
このギターを購入する方はフルアコ初心者なのでウッドブリッジの方がウォームな音だと思っていると思うんですが
実は
鉄ブリッジの方が音色はウォームです。
しかも各弦の鳴り揃いますし、アンプの出音も扱い易くなるし、コンプレッションの感じもあり弾き易くなります。
基本的に初めてフルアコ使う方だったら絶対に鉄ブリッジの方が良いと思うので
交換をオススメ!
しますね。
ちなみにブリッジの台座の棒はGibson等の既製品(Tune o Matic等)やサードパーティ製の製品が入るサイズになっています。
純正のABR-1でしたらこちら
もう一つはToneProsと言う凄く優秀なリプレイスメントパーツだったんですが、とうとうGibsonに採用されたメーカーがお薦めです
と言う事でArchtop Tributeを紹介しました!